メソッド開発

メソッドとは正確な結果を得るための測定条件を記述したものです。これには、機器設定、測定条件設定、およびサンプルの処理方法とフィード方法など、すべての必要なステップが含まれます。

一般的な情報

  • 据付 の章に記載した基本要件に注意してください。
  • さらに、メソッド開発は短時間にすることをお勧めします。これにより、サンプルは測定途中で変化することがなく、そのため測定結果に影響しません。
  • メソッ ドの開発は、水分計が設置されている場所で行うのが最善です。
  • サンプルの採取や準備に関して、標準法 (通常は オーブン法) と同じ方法で行ってください。
  • サンプルの取り扱い 方法に注意してください (3.2.4「サンプルの取り扱い」を参照)。
精密さとスピード

Präzision mit Highspeedハロゲン水分計は、精密で迅速な測定結果を提供します。お客様の時間とコストの削減と効率性の向上が実現します。

業界向けソリューション
メソッドデータベース

水分測定ガイド

最初の測定: 基準値への到達

メトラー・トレドが開発した既存のメソッドを探してください。この情報から、最初の測定に適用できる測定条件を設定します。

  • すでに類似のサンプルに対するメソッドを持っていらっしゃいますか?
  • 多数の既存メソッドが保存されているメトラー・トレドの アプリケーションデータベース を参照してください。

類似のサンプルが見つかったら、最初の測定にそのメソッドのパラメータを使用してください。類似のメソッドが見つからない場合、以下の基本的な設定を使用してください:

  • 標準乾燥
  • Illu25WiederholVSGewichta.jpg温度:
  1. オーブン法の設定温度
  2. オーブン法の測定条件が無い場合: 有機 (温度による変化が起こりうる) サンプル: 105°C、無機 (温度による変化がおこらない) サンプル: 150°C
  • スイッチオフ基準 3 (1 mg/50 秒)
  • 3 ~ 5g のサンプル (サンプル皿に均等に広げる)

最初の測定を行い、測定結果を記録してください。

ヒント: に記載されている液体サンプルなど 特殊なサンプル 注意事項、および サンプルの取り扱い に記載されている安全宣言を参照してください。

Trocknungskurvea.jpgヒント : 乾燥曲線をグラフ化するために結果を表に入力するという煩わしい作業を行わなくても、 LabX direct moisture などのソフトウェアを使用すれば測定中に水分値を PC へ転送することができます。データは直ちに乾燥曲線として表示されます。

測定結果の分析

  • サンプルを見て評価してください: 極度の変色や溶解は設定温度が高すぎることを示しています。
  • 結果を読み取り、乾燥曲線を見て、測定結果を評価してください。

Ia.jpg
値が基準値未満になっています:  設定温度を上げてください。







IIa.jpg
基準値を超えています: 設定温度を下げてください。







IIIa.jpg
水分計のスイッチがオフにならない。分解反応が起きているため、スイッチオフ基準が満たされていません: 設定温度を下げてください。




IVa.jpg

スイッチオフ基準が満たされていません。水分が全く蒸発していない、またはわずかな水分のみが非常にゆっくりと蒸発しているため、測定が停止しました: 温度を上げてください。





Va.jpg
基準値に達するまで、温度を調節してください(正確さ)。





適切なメソッドが見つかったら、3 回測定を行い、平均値と標準偏差を計算するなどして、 繰り返し性 を確認してください。

精密さの最適化

increase-precisiona.jpg
  • 水分率の低いサンプルについては特に、サンプル量を増やしてください。
  • サンプルの採取および準備を最適化してください。特に、サンプルを均一にしてください。
  • より正確なスイッチオフ基準 4 (1 mg/90 秒) または 5 (1 mg/140 秒) を使用してください。

スピードの最適化

Schnelltrocknung.jpg以下の情報は、測定結果をより速く得るのに役立ちます。ただし、それらは結果の精密さにも影響する可能性があります:
Stufentrocknung.jpg
  • サンプル重量を減らしてください。
  • サンプルの表面積を増やしてください。
  • 水分含量が 30% を超える場合は、高速乾燥を使用してください。
  • HR83 によるステップ乾燥も、高速乾燥と同様に使用することができます。このプロセスの利点は、ユーザーが設定温度と延長時間を希望どおりに選択できることです。