技術用語

乾燥熱重量水分率測定

水分 (水分含量)

乾燥熱重量法において、水分には、加熱中に揮発して原料の質量の低下を生じさせるすべての物質を含みます。これには水に加えて、アルコールや分解性物質が含まれます。乾燥熱重量測定法 (オーブン法、赤外線を使用した乾燥、ハロゲンおよびマイクロ波) を使用している場合、水と揮発性の高い成分との間で区別が設けられることはありません。
内容

精密さとスピード

Präzision mit Highspeedハロゲン水分計は、精密で迅速な測定結果を提供します。お客様の時間とコストの削減と効率性の向上が実現します。

業界向けソリューション
メソッドデータベース

水分測定ガイド

灰分量

固体物質と液体物質とで構成された混合物の固体部分のことです。

乾燥熱重量分析/乾燥熱重量水分率測定

乾燥熱重量法は計量/乾燥法で、質量が安定するまで (または定義された時間まで) サンプルを乾燥させます。質量の変化は蒸発した水分量として解釈されます。

注記: 物質が水に加えて他の揮発性成分を含んでいる場合、測定結果を含水量と表現することはできません。しかし、そのようなサンプルの含水量を知っていれば (例: 水に対して選択的な Karl Fischer 滴定を使用)、乾燥熱重量法 (例: ハロゲン乾燥) を使用し、適切な測定条件を選択することで、この値を測定することができます。

標準法

(法令などで定められた) 水分含量を決定する測定方法です。使用される標準法の種類によって、異なる成分 (水、その他の揮発性物質) を測定することができます。


オーブン法

サンプルの水分含量を決定する乾燥熱重量法です。サンプルは乾燥器内で、規定の時間、一定の温度で乾燥します。水分含量は、乾燥前後の重量の差から算出されます。この手順はさまざまな法令、ガイドラインに取り入れられています (スイス食品法、USP1) など)

1) USP United States Pharmacopeia: Loss on drying [USP<731>]


乾燥レベル

サンプルの乾燥レベルは、単位時間 (スイッチオフ基準) あたりの重量の減少 (Δ g) 量で、開始時の重量は常に同じであると仮定しています。


メソッド

メソッドとは正確な結果を得るための測定条件を記述したものです。これには、機器設定、測定条件設定、およびサンプルの処理方法とフィード方法など、すべての必要なステップが含まれます。


赤外線 (放射)

赤外線は電磁波 (780 nm ~ 1 mm) で、電磁スペクトルでは可視光線 (380 ~ 780 nm) の後にくるものです。人間はこれらの光線を見ることはできませんが、暖かさで感じることができます。


正確さ

richtigkeit.jpg質に関する用語で、測定の体系的偏差の評価を示します。一連の測定値の期待値 (平均値) が、測定される物体の真の値にどの程度一致するかを表します ([ISO2) 5725] 3.7)。

注記: 正確さを評価できるのは、いくつかの測定値および認定された正しい基準値がある場合のみです。

2) ISO International Standards Organization


精密さ

precise.jpg質に関する用語で、測定の平均変動の評価を示します。規定された条件下で得られた個々の測定値が、互いにどの程度一致しているかを示します ([ISO 5725] 3.12)。
精密さはふぞろいの偏差の分布によって決まり、測定変数の真の値 (正確さ) には関連していません。

例: めったに逸脱することのない測定値を提供する測定機器の能力。

注記: 精密さを評価できるのは、いくつかの測定値がある場合のみです。


繰り返し性

同一の測定条件で行われた、同一の測定量に対する一連の測定結果が、互いにどの程度一致しているかを表します。

一連の測定は、1 人の検査者が、同じメソッドを使用して、同じ位置で (サンプル皿)、同じ設置場所で、一定の周囲条件の下、中断なしに行われる必要があります。一連の測定の標準偏差は、繰り返し性の値を表すのに適した測定値です。繰り返し性は、水分計によってのみ決定するものではなく、周囲条件 (通風、温度変動、振動)、サンプル、サンプルの準備の一貫性によっても影響を受けます。

平均値:

Mittelwert_ai.jpg

xi = 一連の測定の i 番目の結果
n: 測定回数、通常は 10

標準偏差は、繰り返し性を表す手段として使用されます。

Standardabweichung_ai.jpg


精度

accurate.jpg質に関する名称で、試験結果が基準値にどの程度近いかを表します。基準値は、定義または協定によって、実際の値であったり期待値であったりします [DIN3) 55350-13]。
繰り返し行われる測定における精度には、正確さおよび精密さが求められます。これは、必ずしも個々の測定に適用されるわけではありません。

3) DIN ドイツ規格協会


再現性

個々の測定が以下のパラメータに関して異なった条件で行われた場合でも、測定された同じ変数に対する測定値同士がどの程度近いかを示します。

  • 測定プロセス
  • オブザーバー
  • 測定機器
  • 測定場所
  • 使用条件
  • 時間


機器の適格性評価

機器または技術が目的とする用途に適合していることを確認し文書化します。機器の適格性評価(EQ)では、以下の各段階が実施されます。設計時適格性評価 (DQ)、据付時適格性評価 (IQ)、稼動時適格性評価 (OQ)、稼動性能適格性評価 (PQ)、および維持のための適格性評価 (MQ)。

  • DQ: 機器仕様に対する要件の定義、および意思決定プロセスの文書化。
  • IQ: 機器が発注された仕様に対応していること、および機器が適正に設置され、周囲環境が使用に適していることについての保証および文書化。
  • OQ: 機器が定義した仕様に準拠して機能していることに関する文書化。
  • PQ: 機器が日常使用の要件や仕様を満たしていることに関する文書化。
  • MQ: 計画的なメンテナンス、定期校正、機器の手入れ、およびユーザー研修に必要なすべての手法に関する説明および文書です。


検証バリデーション

機器 (またはメソッド) が期待されている結果を出すことを示す証拠の提供、およびその証拠に関する文書。


校正 (検査)

Kalibrierung.jpgいかなる変化 (調整) も無い特定の測定条件下での、測定変数に対する測定値と真の値との間の偏差を決定。


調整

Justierung.jpg測定を正確に行うための測定機器の調整: まず測定値と真の値 (校正) との間のずれを確認し、その後調整を行います。